【キンギョソウアールグレイの育て方】切り戻しや冬越し、2年目の成長も詳しく解説


キンギョソウアールグレイって葉の色も素敵で花もキレイ!
育ててみたいな…。

私も大好き!去年から育て始めて冬越しして2年目になるよ。
詳しい育て方を解説するね。
愛らしい白いお花とシルバーリーフに魅せられてキンギョソウアールグレイを育て始めた人も多いのではないでしょうか。
繊細な雰囲気の植物ですが、意外に暑さにも寒さにも強くて育てやすいお花です。
実際に育てて2年目になる私が、魅力と育て方のポイントについて詳しくリサーチ、整理してみました。
2年目の様子のレポートや、実際に育てた感想についてもお話しています。
- キンギョソウアールグレイの育て方を知りたい人
- キンギョソウアールグレイの切り戻しについて知りたい人
- キンギョソウアールグレイの冬越しの様子や2年目の姿を知りたい人
- 実際にそだててみてどうなの?と感想を聞きたい人
キンギョソウアールグレイの特徴と魅力


上の写真は育てて2年目の「キンギョソウアールグレイ」の様子です。
お迎えから2年目までの成長記録は画像を交えて後ほどご紹介しますね。
魅力 その① 春から秋まで繰り返し花が咲く
花期の長さはキンギョソウアールグレイの大きな魅力です。
春は一番華やかに花を咲かせ、気温が上がってくると花数は少なくなるものの真冬以外は繰り返し花を咲かせます。
魅力その② ビロードのようなシルバーリーフがきれい
可愛い白いお花はもちろんのこと、葉色や質感の美しさもキンギョソウアールグレイの魅力。
細かいビロードのような毛におおわれたシルバーの茎や葉が洗練された美しさを醸し、花数が少ない時期でも鑑賞価値の高い植物です。
魅力その③ 枝垂れる花姿が雰囲気がありハンギングに向く
ふんわりと枝垂れて咲くタイプなのでハンギングに向きます。
日照条件の悪いベランダでも、壁にハンギングにすれば日照が確保できるので元気に育ちます。
魅力その④ 耐寒性・耐暑性があり性質が丈夫
繊細な雰囲気の花姿からすると少し意外ですが、キンギョソウアールグレイは性質が丈夫で冬は-10℃くらいまで耐えることができ、真夏の暑さや直射日光にも強い植物です。
長く育てることで株が大きくなり、たくさんのお花を咲かせてくれます。
キンギョソウアールグレイの育て方のポイント
キンギョソウアールグレイは育てやすい植物なのでそれほど難しいお手入れは必要ありませんが、最低限押さえておきたいポイントを解説します。
これだけは押さえておきたい、育て方のポイント
- 用土
水はけの良い土が適し、市販の培養土で栽培できる - 水やり
高温多湿を嫌うので、根腐れをしないように土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにする - 肥料
肥料は控えめがよく、春と秋に緩効性肥料(置き肥)を少量与える
キンギョソウアールグレイの切り戻し
切り戻しをする3つのメリット
メリット① 花数が増える
切り戻しをするとそこから脇芽が出て茎の数が増えるので、その先につく花の数も増えます。
メリット② 病害虫を予防できる
茎が伸びすぎて込み合うと風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくなります。
キンギョソウアールグレイは病害虫の被害が少ない植物ではありますが、環境や株の状態によってはアブラムシなどの害虫が発生することがあり、切り戻しをすることで風通しがよくなり株の内部まで日光が当たり病害虫が発生するのを防ぐことができます。
メリット③ 夏越しがしやすくなる
キンギョソウアールグレイは高温多湿にやや弱く、夏越しを成功させるためには蒸れによる株の痛みを防ぐことが重要です。
梅雨前(6月上旬)に切り戻すことで、通気性を確保し蒸れによる株の痛みを防ぐことができます。
目的別 切り戻しの方法
花後の軽い切り戻し(花数を増やす)
草丈の1/2~2/3程度の高さを目安に切り戻します。
新しく出てきている芽(脇芽)や葉の付け根のすぐ上で切ることでそこから茎が伸びて新しい花が咲きやすくなります。

(上)育てているキンギョソウアールグレイの剪定後の様子です。
赤い矢印が切り戻した箇所で、青い2本の矢印が新しく出た茎です。もともとは1本だった茎が切り戻しをすることで新しい茎が出て2本になりました。
伸びすぎた茎を整える切り戻し
伸びすぎた茎を株全体のバランスを見ながら整えるように切り戻しをします。
夏越し前の切り戻し
花が一段落したころ、梅雨前(6月上旬)に茎が込み合っているときは株元から10㎝程度で切り戻すと蒸れを防いで夏越しがしやすくなります。
かなり込み合っている場合は、細く弱った茎を株元近くから間引くように切り戻しすることで蒸れを防ぎます。
冬越し前の切り戻し
徒長した茎や枯れかけた茎を中心に、株全体の1/2くらいの高さを目安に切り戻しをします。
深く切りすぎると寒さで株が弱る可能性があるので、根元から数節は残るようにします。
キンギョソウアールグレイ 成長の記録

ここからは、2024年6月にお迎えして2年目を迎えた、私が実際に育てているキンギョソウアールグレイの成長の記録です。
2024年6月4日

お迎えしたころのキンギョソウアールグレイ。
5号スリット鉢に植え替えし、そのままラタンバスケットに入れて育て始めました。
その後順調に夏越し、冬越しをしました。
2025年3月26日

無事に冬越しし、冬に入る前に切り戻した茎から新しい葉が出てきました。
個人的には、新しい葉が展開するこの時期が一番ワクワクします。
2025年4月2日

葉の数も増え、緑も濃くなりイキイキとしてきました。
2025年4月16日

先ほどの画像から2週間たち、茎がぐーんと伸びました。
茎のさきには少しピンクがかった蕾が見えます。

開花まであと少し。楽しみだね!
2025年4月30日

蕾が開き、ほぼ満開といったところです。
可愛い純白のお花をたくさん咲かせてくれました。
もっと大きくなってほしいな…と思い、この頃5号スリット鉢から7号鉢に鉢増しをしました。
2025年5月11日

バラの満開シーズンのころ、キンギョソウアールグレイも満開になります。
他のさまざまな植物との競演も美しく、可憐な純白の花が引き立ちます。

他のお花たちとの相性もバツグンだね!
この後伸びていた枝を切り戻しして、挿し芽をしました。
挿し芽の成長については別の記事でご紹介できたらと考えています。
2025年6月12日

6月に入りキンギョソウアールグレイの栽培も2年目を迎えました。
満開の頃から1か月が経過し、気温が上がるにつれ花数は減ったものの株の状態は良好で元気に茎を伸ばしています。
夏越しに向けて、込み合っているところを中心に切り戻ししようかなと思案中です。
キンギョソウアールグレイ栽培2年目の感想と気づいたこと
キンギョソウアールグレイは話に聞いていた通りとても育てやすい植物だと感じています。
病害虫には一度も悩まされたことはなく、根腐れしないような一般的な水やりと日当たりが良い場所で管理すれば元気に育ちます。
2年目に入りましたが、鉢植えということもあってか「すごく大きくなったな」という印象はありませんが、育て始めた頃の写真を見ると株が一回り大きくなったことが分かります。
もう少し大きくしたいので、春を迎え5号→7号に鉢増ししました。
可憐な純白の花の美しさもさることながら、茎のシルバーの色とふわふわした質感がとてもきれいで花が少なくなっても見栄えがします。
良いところがいっぱいで本当に育ててよかったなと思わせてくれる植物です。
キンギョソウアールグレイをとても気に入ったのでもう少しほかの場所でも楽しめたらいいな…と、5月末に切り戻しした茎を使って挿し芽をしました。
6月に入り発根が確認できたので、これから順調に育ってくれることを期待しています。
花だけでなく、葉や株の姿も美しく、挿し芽もできたりと楽しみがいっぱいのキンギョソウアールグレー。
もし園芸店で見つけたら是非手に取ってみてくださいね。
- とても育てやすい植物で、病害虫で困ることもなかった
- 葉の色や質感が素敵で、花が少ない時期も楽しめる
- 白い花色や柔らかい雰囲気の株姿が他の植物と相性が良くうまく引き立てあう
- 挿し芽の発根率が高く、増やしやすいのも魅力
同じ時期に満開になるフランネルフラワーも夏越しが成功し2年目を迎えました。

同じくアナベルとスカビオサジェラートブルーベリーも2年目を迎えました。剪定や育て方についての詳しい解説や2年目の様子を写真とともに紹介しています。


よろしかったら合わせて読んでみてくださいね。