【フランネルフラワーの切り戻しと花がら摘み】いつすればいい?木質化の対処法も解説

JUN

フランネルフラワーのお花が咲き終わった後はどうしたらいいの?

花がらを摘むことで、次のお花が咲きやすくなるんだよ。
これから詳しく解説するね。

ふわふわした独特の質感が魅力のフランネルフラワー。

ナチュラルでとっても可愛いのですが、ちょっと育てるのが難しいイメージのある植物でもあります。

私も以前枯らしてしまったことがありますが、今回二度目のチャレンジで現在(2024年8月最終日)まだまだ暑いながらもぽつぽつ花を咲かせています。

葉も青々としていて、このままいけば無事夏越ししてくれそうな感じです。

フランネルフラワーの性質を知って管理のポイントを押さえることで、特別なお世話をしなくても十分元気に育つことを実感しています。

この記事では、管理の中でも「切り戻し」と「花がら摘み」に焦点を当てて詳しく解説していきます。

育て方の全般的な解説(用土や肥料や育てる環境等)は下の記事を参考にしてみてください。

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この記事はこんな人におすすめ
  • フランネルフラワーの切り戻し方について知りたい人
  • フランネルフラワーの花が終わったらどうしたらいいか知りたい人
  • フランネルフラワーの切り戻しをいつすればよいか知りたい人
  • 枝が木質化してきたフランネルフラワーの対処方法を知りたい人

フランネルフラワーの花がら摘み

花がら摘みはいつするの?

フランネルフラワーの花期は4月から6月と9月から12月。

花を咲かせるこの時期に大切なお世話が「花がら摘み」です。

花がら摘みは花びらが黄色っぽくなってきた頃がタイミング

花の付け根からカットし摘み取ります。

花がら摘みはなぜするの?

フランネルフラワーの性質の中で特に重要なものとして、「加湿が苦手」なことが挙げられます。

フランネルフラワーはオーストラリア産の植物で、他のオージープランツと同様に湿気を嫌い風通しを確保することがとても重要です

フランネルフラワーの性質や管理の方法については以下の記事で詳しく解説しています。
参考にしてみてください。

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花がら摘みが必要な理由は主に以下の二つがあります。

風通しを良くして病気を予防する

花がらをそのままにしておくと灰色カビ病の原因になります。

花がらをこまめに摘み取ることで風通しが良くなり、病気を防ぐことができます。

灰色かび病とは

カビ(糸状菌)が原因の病気で花びらや蕾にシミができたり、葉が黒く変色して枯れたような症状がみられる。
過湿で発症しやすいので風通しの良い場所で管理する

栄養を種をつけるために取られてしまうのを防ぐため

花がらをつけたままにしておくと種をつけるために栄養を取られてしまいます

花がら摘みをすることで、次の花を咲かせるために栄養を使うことができます。

フランネルフラワーの切り戻し

切り戻しはいつするの?

フランネルフラワーは暑さが厳しくなってくると花が小さくなり、姿も乱れてきます。

8月頃に枝の先端を5㎝くらい切り戻すことで、新芽や脇芽が伸びて秋に花が咲きやすくなります。

株を若返らせる切り戻し方

フランネルフラワーは年月が経過すると下葉が枯れて茎が木質化し、上部だけ葉が茂るようになってきます。

そんな時は株を若返らせるためには下から新しい芽を伸ばすように少し深めの切り戻しをします

一度に切り戻すと株が弱るので、枝ごとに時期をずらして切り戻します
岐阜農業技術センターHPより)

切り戻しのポイント
  • 一般的な切り戻し
    時期は8月に、先端を5㎝くらい切り戻す。
  • 株を若返らせる切り戻し
    下から新しい芽を伸ばすように深めの切り戻しをする。
    一度に切り戻すと株が弱るので、枝ごとに時期をずらして切り戻す。

フランネルフラワーの寿命と枝の木質化

フランネルフラワーの寿命は長くない

フランネルフラワーの生産地である岐阜の農業技術センターのHPによると、「うまく育てれば2~3年楽しめます。」とあります。

多年草でもっと長く育てられるかと思っていましたが、古い株になると暑さへの耐性が弱くなり夏を越せなくなるようです。

ただ、それよりもっと長い間上手に育てていらっしゃる方もおられるようなので、環境やお世話によってはそれ以上育てられる可能性もあります。

木質化した枝が目立つ場合(剪定以外の対処法)

株が古くなってくると、下葉がなくなり上の方だけに葉が茂るようになってきます。

なんだかアンバランスで枝が目立つな…と気になるときに、前にご紹介した「切り戻しで新しい芽を伸ばす」という方法以外に別のやり方があります。

それは、植え替えで「木質化した部分を埋める」という方法です。

フランネルフラワーの植え替えの適期は4月~5月と9月~10月ですので、その時期に一回り大きな鉢に植え替えます。

植え替えのポイントは、「根鉢を崩さないこと」

フランネルフラワーの根はとても繊細なので、なるべく傷つけないように鉢から抜き出して新しい鉢に根鉢を崩さないように植え替えます。

新しい鉢は少し深めの鉢にして、木質化した部分の枝が埋まるように深めに植え、土を被せます。

木質化した枝を埋める植え替えのポイント
  • 時期は4月~5月と9月~10月
  • 根鉢は崩さない(フランネルフラワーは根がとても繊細です)
  • 深めの一回り大きな鉢に植え替える(枝が土に埋まる深さの鉢に)

さいごに

(写真は私が育てているフランネルフラワーです)

この記事では、フランネルフラワーのお世話の中でも特に「花がら摘み」と「切り戻し」について掘り下げて解説してきました。

また、フランネルフラワーが成長するにあたり枝が木質化していくこと、その対処法についてもお伝えしました。

とっても可愛いフランネルフラワー、できるだけ長く育てたいものですね。

元気に育ち花をたくさんつけられるようにするには、フランネルフラワーの性質を知り、適切なお世話をすることに尽きます。

今回ご紹介した花がら摘みや切り戻し以外の管理については、以下の記事でご紹介しています。

よろしかったら参考にしてみてください。

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ベランダを楽しむ人
ベランダガーデニングから始まり、
フェンス等のDIY、栽培したハーブを料理に、
ベランダカフェでひとり時間を楽しんだり…
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経験をもとに「ベランダで四季を楽しむコツ」を発信しています。

●ガーデニング歴約20年
●大学生と社会人の母
●インテリアコーディネーター資格を取得
→ハウスメーカーでインテリアコーディネーターとして働く
→ヴィンテージジュエリーショップ運営(現在)
●petit sweet ガーデニング(双葉社)に掲載されました
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