おススメ植物&生育記録

【スカビオサジェラートブルーベリー】2年目の様子、魅力や管理のポイントを詳しく解説

JUN

おしゃれで、ちょっと珍しくて、手がかからないお花を育てたいんだけど…そんなの無理かな?

それなら「スカビオサ ジェラートブルーべりー」がおススメ!
手入れが楽で長い間咲いてくれる丈夫なお花だよ。

ありきたりではないおしゃれな雰囲気の植物を育てたい、でも手入れが難しいのは困るし…

という人にぴったりの植物、それが「スカビオサジェラートブルーベリー」

実際に育てて2年目になる私が、魅力と育て方のポイントについて詳しくリサーチ、整理してみました。

2年目の様子のレポートや、実際に育てた感想についてもお話しています。

この記事はこんな人におすすめ
  • おしゃれで育てやすい植物を探している人
  • スカビオサ ジェラートブルーベリーの育て方を知りたい人
  • 2年目のスカビオサジェラートブルーベリーの様子を知りたい人
  • 実際に育ててみてどうなの?と感想を聞きたい人

スカビオサジェラートブルーベリーの魅力

上の写真は育てて1年目の「スカビオサジェラートブルーベリー」の様子です。
2年目の様子は後ほどご紹介しますね。

魅力 その① シックなワインパープルの花色

「スカビオサ」と聞くと、ピンクやブルーの淡い色合いの可愛らしいお花を想像する人が多いかと思いますが、この品種は少し珍しい深いワインパープル

シックな花色がベランダガーデンの色彩を引き締めてくれます。

また装飾性が高く花首が長くしっかりしているので切り花でも楽しめます

大人っぽいカラーがおしゃれ!

魅力 その② ベランダの後方にぴったりの草丈

「ジェラートブルーベリー」の草丈は30㎝から45㎝と、寄せ植えの後方に植えると立体感が出て素敵です。

スカビオサの中では草丈がある部類ですが、ベランダでも十分に管理できる大きさです。
育てて2年目になりますが、私の場合7号鉢で管理できています。(それ以上大きければ花付きはもっとよくなると思います)

寄せ植えにする時は、同じような性質の植物(過湿を嫌い肥料をそれほど必要としないもの)と一緒に植えると管理がしやすくなります。

背丈が高すぎず、ベランダで程よい存在感を出してくれるお花です。

魅力 その③ 長い間たくさんのお花が咲く

「ジェラートブルーベリー」は四季咲き性の強い宿根スカビオサです。

花後に切り戻しをすることで、春から晩秋まで繰り返し次々とお花を楽しむことができます

魅力 その④ 管理が比較的楽

お手入れが比較的簡単なので、ポイントを押さえれば長い間きれいなお花をたくさん楽しむことができます。

この後で、育てやすい理由とたくさんお花を咲かせるために注意すべきポイントを詳しく解説します。

なぜ育てやすいのか?理由を解説します

育てやすい理由 その① 病害虫に強い

春から夏にかけて、特に梅雨の時期の日照不足や高温多湿、風通しの悪さによって一般的な草花は病害虫が出やすくなりますが、「スカビオサジェラートブルーベリー」は春から晩秋まで開花するものの目立った病害虫もなく気楽に育てることができます。

病気や虫の心配をしなくてもいいのは嬉しいな。
初心者のボクにもぴったり!

育てやすい理由 その② 肥料をあまり必要としない

スカビオサはあまり肥料を与えなくても元気に育ちます

元肥として植え付け時に緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。

追肥は生育期の春と秋に緩効性化成肥料(2か月に1度)を施し、真夏の間(7月から9月)と休眠期の冬は施肥をお休みします。

スカビオサは肥料がなくてもそれなりに育つ植物なので、肥料についてはそれほど難しく考えず気楽に育ててみてください。

これだけは注意!うまく育たない時の原因と対策

加湿や蒸れに注意

スカビオサがうまく育たないときは過湿や蒸れが原因になっていることが多いです。

水あげのタイミングと水のあげる位置が重要で、梅雨から真夏の時期は特にに注意します。

土が乾くまで待ってから水をあげるようにし、蒸れないようになるべく葉に水がかからないように株元に水やりすることがポイントです。

蒸し蒸ししたところが嫌いなお花なんだね。
一番覚えておきたいポイント!

たくさん花を咲かせるポイント

本格的な暑さの前に切り戻しを

花後にタネをとる必要がなければ、一度咲き終わった頃に半分くらいの高さまで切り戻しをすると繰り返しよく咲きます。

本格的に暑くなる前に早めに切り戻しをして体力を温存すると、夏越しをしやすくなり秋にたくさん花をつけてくれます。

切り戻しをすることで加湿を防ぐ効果もあります。

スカビオサジェラートブルーベリー 育て方のまとめ

学 名Scabiosa atropurpurea ‘Gelato Blueberry’
科属名マツムシソウ科
分   類耐寒性宿根草
花 期春から晩秋
草 丈30㎝から45㎝
日 照日向からやや半日陰
耐寒性ふつう (暖地では夏に風通しと水はけに注意)
耐暑性ふつう (暖地では夏に風通しと水はけに注意)
乾 燥ふつう(ある程度耐えるが強い乾燥は苦手)
肥 料春と秋に緩効性固形肥料を与えます(あまり必要としない、生育が思わしくない場合に)
病害虫目立った病害虫はなし
剪 定花後まめにたねを摘み取ると繰り返しよく咲きます
満開後は下葉を残し短めにカットします
植替え鉢の中で根がいっぱいになってきたら一回り大きな鉢に植え替えします 
適期は3月から4月です
冬越し冬に地上部が枯れ、春になるとまた芽吹きます
原産地ヨーロッパ(原種の主な自生地)

2年目のスカビオサジェラートブルーベリー

夏越し、冬越しをして、スカビオサジェラートブルーベリーも2年目を迎えました。

花数も増え、背丈も一回り大きくなりました。

左は2024年6月の様子、右はちょうど1年後の2025年6月の様子です。

花数は3倍くらいと、ずいぶん見ごたえのある株になりました。

2年目になると根の容量も増え水切れしやすくなってきました。

現在7号鉢で育てていますが、もう少し大きい鉢に植え替えした方がいいかな、と考えています。

スカビオサジェラートブルーべりー栽培2年目の感想と気づいたこと

スカビオサジェラートブルーべりーは前評判通りのとても強健で病害虫に強いお花です。

肥料もほとんど必要なく、春と秋に緩効性化成肥料を施すだけでも育ちますし、私のように他の植物も育てている場合でしたらそれらと一緒に液肥を与えるのもいいと思います。

少し気になることがあるとしたら、2年目の様子のところでも少し触れましたが大きくなると他の植物よりも水切れが早いという点です。

育てはじめの頃は鉢に余裕があるので大丈夫だと思いますが、2年目ともなると気温が上がるにつれ水切れしてクタッとしてくることが増えてきます。

2年目以降の株は夏は鉢植えの場合朝晩の水やりが必要になると思います。
それを避けたい場合は大鉢で育てるのも手ですが、限りあるベランダのスペースを考えると悩ましいところです。

あと、下葉が黄色くなってくるので気づいたときに下葉を取ってあげることをお勧めします
蒸れ防止にもなります。

バラやクレマチスの春の開花シーズンが一段落し、ベランダが少し寂しくなった時期の6月にジェラートブルーベリーは満開になるので、その時期に可愛い色と花姿が彩りを添えてくれることも個人的にとても気に入っている理由です。

もし園芸店で見つけたら是非手に取ってみてくださいね。

スカビオサジェラートブルーベリー栽培2年目の感想
  • やはり強健、病害虫で困ることはなかった
  • 下葉を放置しないこと(見苦しい&蒸れに注意)
  • 2年目は花数が3倍に、見ごたえのある株に成長
  • 2年目になると水切れが早い(7号鉢が限界)
  • バラやクレマチスを育てている人には特におすすめ(春の開花シーズンが一段落した6月にスカビオサジェラートブルーベリーは満開に)

同じ時期に満開になるフランネルフラワーも夏越しが成功し2年目を迎えました。

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同じくアナベルも2年目を迎えました。剪定についての詳しい解説や2年目のアナベルの様子を写真とともに紹介しています。

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よろしかったら合わせて読んでみてくださいね。

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ベランダを楽しむ人
疑問はとことん調べて検証したいリサーチ魔。
「植物をのびのび健康に育てる」
「四季折々の心地よい景観を作る」
「べランダで四季を楽しむ」をモットーに
リサーチ→管理実行→検証をするブログです。

【経歴】
●ガーデニング歴約20年
●大学生と社会人の母
●インテリアコーディネーター資格を取得
→ハウスメーカーでインテリアコーディネーターとして働く
→ヴィンテージジュエリーショップ運営(現在)
●petit sweet ガーデニング(双葉社)に掲載されました
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