【ベランダの日当たり対策4選!】日当たりが悪いベランダでガーデニングを楽しむ方法
ベランダの壁がコンクリートで太陽が当たらないんだ。
ちゃんと植物が育つか心配だなぁ。
日当たりが悪いベランダでも、工夫次第でガーデニングを楽しめるようになるよ。
これからどうしたらいいかお話していくね。
- 日当たりが悪いベランダでガーデニングを楽しむ方法を知りたい人
日当たりの重要性について
植物が成長するために日光はとても重要な要素です。
植物は日光を利用して光合成を行いエネルギーを作り出し、そのエネルギーによって成長し、花を咲かせ、実をつけるのです。
このように日光はとても重要ですが、すべての植物が同じ量の日光を必要とするわけではありません。
植物の中には日陰を好み直射日光を避けることが必要なものもあり、植物の種類に応じて適切な日光の量を確保できるよう、レイアウト等で工夫することが植物の成長のカギとなります。
日当たりは何によって変化するのか
ベランダの日当たりが悪くなる原因
ベランダの日当たりが悪い場合、以下の3つの原因が考えられます。
- ベランダの方角(特に北向き)
- ベランダの手すり壁の材質が日光を通さない
- ベランダ側に高い建物が建っている
ベランダの方角による日照条件の違い
ベランダの窓がどちらの方角を向いているかで日差しの入り方が異なり、育ちやすい植物も変わってきます。
- 南向き:午前から午後にかけて日差しが入り、全方角の中で日照時間が一番長い
- 東向き:午前に日差しが入る
- 西向き:午後に日差しが入る
- 北向き:直射日光は入らず、全方角の中で日照時間が一番短い
ベランダで植物を育てるために日当たりについて知っておくべきこと
ベランダで日光の当たる時間や場所を調べてみよう
ベランダが北向きでない場合、一日のどこかでベランダに日光が当たっている場所があるはずです。
冬は太陽が低くベランダの広い部分に日差しが入りますが、夏は太陽が手すり壁に近い部分しか日差しが入りません。(下の【図1】を参照)
また先ほどお話しましたように、東向きでしたら午前に、西向きでしたら午後から日差しが入るなど方角によって時間によって日当たりが変わることも念頭に置いて、ベランダの日照条件を調べてみましょう。
一部でもベランダに日光が当たる場所があれば、そこに植物を移動することで日照時間を確保することができます。
「ここに置いておくと日照時間を確保しやすい」という場所が見つかると思います。
季節による日当たりの違い
【図1】からも分かるように手すり壁が日光を通さない場合、夏は太陽が高いのでベランダの屋外側の一部しか日光が当たりません。
ですので室内側に植物を置いた場合、太陽が低い冬は日光が当たりますがそれ以外の春から秋は日光が当たりません。
ベランダの日当たりが悪い時の具体的な対策
日当たり対策〈その①〉日光が当たる場所を見つけて鉢を移動する
いちばんシンプルな方法は日光が当たる場所を見つけて鉢を動かす方法です。
太陽の高い夏以外はベランダの屋外側に日差しが入りやすいのはどの方角も共通なので、なるべく手すり壁側に植物を置くようにします。
夏は上の【図2】で分かるように、高さのある植物は一部日光が当たっても、草丈の低い植物では日光が当たらない場合があるので、この方法では日当たりを良くする方法として十分とは言えません。
日当たり対策〈その②〉棚やプランタースタンドで鉢を高くする
コンクリート製の手すり壁の場合、壁で日光を遮るために日当たりが悪くなります。
その場合は、鉢の高さを上げることで全ての季節で日光が当たるようになります。(北向きを除く)
棚やプランター台の上や、室外機カバーの上に置くことで鉢の高さを上げることができます。
背丈が高かったり不安定なつくりの棚やプランター台は、強風時に転倒の危険があるので選び方と設置方法には注意が必要です。
日当たり対策〈その③〉プランターホルダーを手すりにかける
鉢の高さを上げる方法としてもう一つ、プランターホルダーに鉢を入れて手すりにかける方法があります。
この方法も対策その②と同じく、植物の高さを上げることで全ての季節で日光が当たるようになります。(北向きを除く)
手すりにかけるフックと一体となったハンギングバスケットや、横長のプランタを支える金具、鉢を手すりにかけるホルダーなど便利なグッズが色々販売されています。
この場合の注意点は、絶対に下の階に鉢や金具が落ちないようにすることです。
また水やりの際にも下の階に水や土が落ちないような工夫をします。
日当たり対策〈その④〉日当たりが悪くても育つ植物を選ぶ
これは日当たりそのものを改善する方法ではありませんが、日当たりの悪いベランダでもガーデニングを楽しむことができる方法についてお話します。
植物の中には直射日光を嫌い、日陰を好む植物が色々あります。
どの時間帯においても直射日光が入ってこない北向きのベランダは特に、このような日陰を好む植物を選ぶことで植物が育ちガーデニングを楽しむことができます。
日当たりが悪くても育つ植物については以下の記事で詳しくご紹介しています。
日当たりの悪いベランダの対策まとめ
日当たりの悪いベランダでガーデニングをするための対策は以下の5つです。
- 1.ベランダで日光の当たる時間や場所を調べる
2.方角や季節によって日が当たる場所が変わるので、そこに鉢を移動する(手すり壁側が日が当たりやすい) - 棚やプランター台、室外機カバーの上に鉢を置く
- プランターホルダーをベランダの手すりにかけ鉢を置く
- 日当たりが悪くても育つ植物を選ぶ
さいごに
植物の生育にとって重要な日当たりを良くする工夫をいくつかご紹介してきました。
日当たりが悪いからガーデニングを諦めてしまうのはもったいない!
植物の置き方の工夫や育てる植物の種類を選ぶことでガーデニングを楽しむことができますので、是非チャレンジしてくださいね。
棚や手すりにかける道具を使う時は転倒や落下がないよう、くれぐれも注意して行ってください。
マンションでのベランダでガーデニングについては管理規約などにより制限がある場合もありますので確認の上、ルールの範囲内で楽しんでくださいね。