【ベランダのレイアウトのコツ②】狭いベランダを有効活用しリラックス空間にするアイデア

JUN

ベランダに二人掛けのテーブルセットを置きたいんだけど、どれくらいの広さが必要かな?

家具の大きさと、レイアウトによって必要な広さが変わってくるよ。
これから説明するね。

ベランダをリラックススペースにしたいときに欠かせないのがベランダ家具。

椅子ひとつでのんびりくつろいだり読書したりできますし、そこにテーブルを加えれば食事をしたりワークスペースにすることもできます。

いくつかのケースに分け、必要なスペースの求め方について解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ
  • 自分のベランダにどれくらいの大きさの家具が置けるかを知りたい人
  • 家具のレイアウトで必要なスペースがどう変わるか知りたい人

ケース別 必要な広さの求め方を解説

テーブル+椅子1〈壁や手すりに寄せて置く〉
テーブル+椅子2 〈壁や手すりに寄せて置く〉
テーブル+椅子2 〈屋外に向けて置く〉
テーブル+椅子4 〈壁や手すりに寄せて置く〉
二人掛けソファとテーブルを一列に置く
コーナーソファとテーブルを置く

家具周りの動線を確保するための考え方

快適なベランダ作りのためには家具の周りに適切な通路幅を確保することが大事です。

ストレスなく過ごせるベランダ空間のために、動線を確保したレイアウトを考えましょう

大人一人の通路幅は60cm

大人一人がスムーズに通るためには60cmの幅が必要とされています。

また、物を持ってスムーズに通るためには70㎝から80㎝が必要とされています。

家具の周りで洗濯を干したりDIYスペースにする場合には、余裕を持った通路幅を確保できればストレスなく動くことができます。

そうはいっても、狭いベランダでは通路幅をゆったりと確保できないケースも多いと思います。

横向きであれば30㎝の通路幅で移動が可能です。限られた空間での動線を考える際には、この最小限の通路幅も覚えておきましょう。

通路幅についての考え方
  • 60㎝ 
    一般的な通路幅
  • 70~80㎝ 
    物を持って動くための通路幅
  • 30㎝ 
    最小限の通路幅 横向きであれば移動できる

椅子をひくのに必要なスペースは60㎝以上

テーブルを配置する場合、椅子を引いたり座ったりするスペースを考慮に入れる必要があります。

上の図「テーブル周りのスペースの考え方」をもとに解説していきます。

椅子の後ろに壁がある場合、椅子を引くためのスペースはテーブルの端から壁まで60㎝以上必要となります。

座っている人の後ろを通る場合は、座るために必要なスペース40㎝~50㎝)と人が通るためのスペース60㎝)を合わせて1mを確保しておくとよいでしょう。

椅子がある場合のスペースの考え方
  • 椅子を引くためのスペース
    60㎝以上
  • 座るためのスペース
    40㎝~50㎝
  • 座っている人の後ろを通るのに必要なスペース
    60m

ベランダにおけるテーブルセット設置に必要な広さの求め方

次は、具体的なレイアウトをもとに必要な広さを考えていきます。

〈テーブル×1 椅子×1〉壁や手すりに寄せて置く場合

ワンルームマンション等、ベランダが狭いけれどリラックスペースを作りたい…

そんな時に壁に寄せてレイアウトすることで壁側の通路を確保する必要がなくなり、限られたスペースを有効に活用することができます

必要なスペースの求め方

ベランダ幅が狭い場合(幅1m程度)のレイアウトの工夫

もし、ベランダの幅が先ほど解説した1.3mよりも狭い場合でも以下の工夫でテーブルセットを置くことが可能です

この他にもおしゃれなベランダを作るためのレイアウトの工夫について、実例を交えながら以下の記事で詳しく解説しています。

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【ベランダのレイアウトのコツ①】おしゃれにガーデニングを楽しむ方法を実例で解説
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〈テーブル×1 椅子×2〉壁や手すりに寄せて置く場合

家族や親しい人と一緒に、顔を見ながらおしゃべりや食事をしてベランダで時間を過ごすことのできるレイアウトです。

必要なスペースの求め方

〈テーブル×1 椅子×2〉屋外に向けて置く場合

眺望が良いベランダにおすすめの、椅子の向きを屋外に向けたレイアウトです。

必要なスペースの求め方

〈テーブル×1 椅子×4〉壁や手すりに寄せて置く場合

4人用の少し大きめのテーブル(1.4m×0.7m)を中心に椅子を4脚配置した、広さに余裕があるベランダ向けのレイアウトです。

必要なスペースの求め方

ベランダにおけるソファ設置に必要な広さの求め方

二人掛けソファとテーブルを一列に並べて置く場合

ソファは広いベランダにしか置けないと思われがちですが、意外にも二人掛けのテーブルセットと同じくらいの広さがあれば二人掛けのソファとテーブルを一列に並べて置くことができます

今回ご紹介するのはベランダの奥行が1.3~1.4mあれば可能な、ソファとテーブルを一列に配置したレイアウトです。

必要なスペースの求め方

テーブルをソファの前に置く場合

先ほどは幅がそれほど大きくないベランダでもソファを置けるようなレイアウトをご紹介しましたが、もう少しベランダ幅に余裕がある場合はソファの前にテーブルを置くことが可能です

その場合は、【ソファの幅】×2.0m~2.1mのスペースが必要です。(テーブルの大きさによって前後します)

コーナーソファとテーブルを置く場合

家族や仲間とベランダで過ごしたい場合、広さに余裕があるベランダにはコーナーソファを置いてみてはいかがでしょうか。

「第二のリビング」と言うのにぴったりのくつろぎスペースで、優雅なリゾート気分を味わうことができます。

設置に必要なスペースの求め方

さいごに

ベランダの広さや家具の選び方によって、さまざまなレイアウトが可能であることをお分かりいただけたかと思います。

ベランダ家具を置くことによって、屋外の爽やかな空気や太陽の光を感じながら心地よく過ごす特別な時間を手に入れることができます。

おしゃれなベランダを作るための工夫については以下の記事で実例を交えながら詳しく解説しています。

是非ご自身のお気に入り空間を作り上げてみてくださいね。

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ベランダを楽しむ人
ベランダガーデニングから始まり、
フェンス等のDIY、栽培したハーブを料理に、
ベランダカフェでひとり時間を楽しんだり…
ベランダの楽しみは広がるばかりです。

経験をもとに「ベランダで四季を楽しむコツ」を発信しています。

●ガーデニング歴約20年
●大学生と社会人の母
●インテリアコーディネーター資格を取得
→ハウスメーカーでインテリアコーディネーターとして働く
→ヴィンテージジュエリーショップ運営(現在)
●petit sweet ガーデニング(双葉社)に掲載されました
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