【ベランダのレイアウトのコツ②】狭いベランダを有効活用しリラックス空間にするアイデア


狭いベランダだけどくつろぎ空間にしたいんだ。
どれくらいの広さが必要かな?

過ごし方とレイアウトによって必要な広さが変わってくるよ。
これから説明するね。
狭いベランダだけどくつろぎの空間にしたい、そんな人は多いのではないでしょうか。
狭くても椅子ひとつでのんびりくつろいだり読書したりできますし、そこにテーブルを加えれば食事をしたりワークスペースにすることもできます。
この記事では狭いベランダをくつろぎ空間にするアイデアと、くつろぎ方別に必要なスペースの求め方を解説していきます。
まずはレイアウトの実例を写真で知りたい、レイアウト計画の進め方を知りたい、という人は下の記事から順番に読んでみてくださいね。

- 狭いベランダをくつろぎ空間にするアイデアを知りたい人
- くつろぎ方によってどれくらいのスペースが必要か知りたい人
- 一人用、二人用、ソファなど家具の種類に応じた必要スペースを知りたい人
狭いベランダをくつろぎ空間にするアイデア
①ベランダカフェでほっと一息

椅子ひとつと小さなテーブルがあればベランダカフェに早変わり。
ベランダの無機質な空間も、観葉植物や季節の花があれば自然を感じられるくつろぎ空間にすることができます。
②ベランダで読書や動画鑑賞
ベランダに椅子ひとつあれば外の新鮮な風を感じながら読書や、映画やドラマなどの動画鑑賞ができます。
お好きなドリンクがあるとより一層リラックスした時間に。
ちょっと肌寒い日はブランケットや温かい飲み物があれば心も体も温まります。

③カフェのテラス席の気分でランチタイム

ランチもベランダでいただくとカフェのテラス席にいる気分を楽しめます。
いつものランチを少しだけ盛り付けを工夫してトレーに載せて運ぶとカフェ気分が一層盛り上がります。
④夕暮れ時のベランダで一日の疲れを癒す
夕方から夜にかけてのベランダは昼間とは趣が異なる幻想的な空間に変化します。
ちいさな照明があるとよりロマンチックな雰囲気に。
夜風を感じながらくつろぐ時間が一日の疲れを癒してくれます。

ケース別 必要な広さの求め方を解説
お好みの過ごし方をクリックすると、必要な広さの解説に進みます。
家具周りの動線を確保するための考え方
快適なベランダ作りのためには家具の周りに適切な通路幅を確保することが大事です。
ストレスなく過ごせるベランダ空間のために、動線を確保したレイアウトを考えましょう。
大人一人の通路幅は60cm
大人一人がスムーズに通るためには60cmの幅が必要とされています。
また、物を持ってスムーズに通るためには70㎝から80㎝が必要とされています。
家具の周りで洗濯を干したりDIYスペースにする場合には、余裕を持った通路幅を確保できればストレスなく動くことができます。
そうはいっても、狭いベランダでは通路幅をゆったりと確保できないケースも多いと思います。
横向きであれば30㎝の通路幅で移動が可能です。限られた空間での動線を考える際には、この最小限の通路幅も覚えておきましょう。
- 60㎝
一般的な通路幅 - 70~80㎝
物を持って動くための通路幅 - 30㎝
最小限の通路幅 横向きであれば移動できる

椅子をひくのに必要なスペースは60㎝以上
テーブルを配置する場合、椅子を引いたり座ったりするスペースを考慮に入れる必要があります。
上の図「テーブル周りのスペースの考え方」をもとに解説していきます。
椅子の後ろに壁がある場合、椅子を引くためのスペースはテーブルの端から壁まで60㎝以上必要となります。
座っている人の後ろを通る場合は、座るために必要なスペース(40㎝~50㎝)と人が通るためのスペース(60㎝)を合わせて1mを確保しておくとよいでしょう。
- 椅子を引くためのスペース
→60㎝以上 - 座るためのスペース
→40㎝~50㎝ - 座っている人の後ろを通るのに必要なスペース
→60m
ケース別 テーブルセット設置に必要な広さの求め方
次は具体的なシーンを想定して、家具の配置に必要な広さを考えていきます。
【一人でくつろぐ】壁や手すりに寄せて置く場合

ワンルームマンション等、ベランダが狭いけれどリラックスペースを作りたい…
そんな時に壁に寄せてレイアウトすることで壁側の通路を確保する必要がなくなり、限られたスペースを有効に活用することができます。
スペースの求め方(余裕を持った配置)


ベランダ幅が狭い場合(幅1m程度)のレイアウトの工夫
もし、ベランダの幅が先ほど解説した1.3mよりも狭い場合でも以下の工夫でテーブルセットを置くことが可能です。


この他にもおしゃれなベランダを作るためのレイアウトの工夫について、実例を交えながら以下の記事で詳しく解説しています。

【二人でくつろぐ】壁や手すりに寄せて置く場合

家族や親しい人と一緒に、顔を見ながらおしゃべりや食事をしてベランダで時間を過ごすことのできるレイアウトです。
必要なスペースの求め方(余裕を持った配置)


【二人でくつろぐ】屋外に向けて置く場合

眺望が良いベランダにおすすめの、椅子の向きを屋外に向けたレイアウトです。
必要なスペースの求め方(余裕を持った配置)


【家族や仲間とくつろぐ】壁や手すりに寄せて置く場合

4人用の少し大きめのテーブル(1.4m×0.7m)を中心に椅子を4脚配置した、広さに余裕があるベランダ向けのレイアウトです。
必要なスペースの求め方(余裕を持った配置)


ソファ設置に必要な広さの求め方
【二人掛け】ソファとテーブルを一列に並べて置く場合

ソファは広いベランダにしか置けないと思われがちですが、意外にも二人掛けのテーブルセットと同じくらいの広さがあれば二人掛けのソファとテーブルを一列に並べて置くことができます。
今回ご紹介するのはベランダの奥行が1.3~1.4mあれば可能な、ソファとテーブルを一列に配置したレイアウトです。
必要なスペースの求め方(余裕を持った配置)


テーブルをソファの前に置く場合
先ほどは幅がそれほど大きくないベランダでもソファを置けるようなレイアウトをご紹介しましたが、もう少しベランダ幅に余裕がある場合はソファの前にテーブルを置くことが可能です。
その場合は、【ソファの幅】×2.0m~2.1mのスペースが必要です。(テーブルの大きさによって前後します)
【コーナーソファ】ソファとテーブルをゆったり置く場合
家族や仲間とベランダで過ごしたい場合、広さに余裕があるベランダにはコーナーソファを置いてみてはいかがでしょうか。
「第二のリビング」と言うのにぴったりのくつろぎスペースで、優雅なリゾート気分を味わうことができます。

設置に必要なスペースの求め方(余裕を持った配置)


さいごに
狭いベランダでも一人がくつろぐスペースは十分につくることが可能なことがお分かりいただけたのではないかと思います。
またベランダの広さによっては二人や家族や仲間と一緒の時間を過ごしたり、ソファを置くことも可能です。
ベランダ家具によって、屋外の爽やかな空気や太陽の光を感じながら心地よく過ごす特別な時間を手に入れることができます。
レイアウトの実例やレイアウト計画の進め方、おしゃれなベランダを作るための工夫については以下の記事で写真を交えながら詳しく解説しています。

是非ご自身のお気に入り空間を作り上げてみてくださいね。